東海大学工学部建築学科の小沢朝江教授と同大学大学院の院生が12月23日、県内最古の校舎である旧半原小学校校舎を見学した。
この日は、教授と院生ら8人が校舎を訪問した。町文化財保護委員や半原宮大工矢内匠家十四代曾孫弟子の鈴木光雄さんが校舎内を案内。「関東大震災のすぐ後に建てられたので、出入口にはすぐに逃げ出せるような工夫があった」など、解説を受けながら校舎を見学した。
小沢教授は「新しいものをデザインすることが多いが、古い建物や歴史を知ることは大切」と話す。参加した院生は「所々に宮大工ならではの技術が感じられる」と校舎内部を細かく観察していた。
同校舎は1925年に完成した。木造平屋建てで、1977年度まで校舎として使用された。その後は町郷土資料館としても使用されたが現在は使われておらず、文化財として保存を求める声と、維持経費削減の面から取り壊しを主張する声があがっている。
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