子どもの視点で町政について意見や要望を発表する「愛川町子ども議会」が11月5日、町議会本会議場で開かれた。町内の小・中学校と県立愛川高校から合計20人の「子ども議員」が参加し、小野澤豊町長ほか町幹部職員に質問や提案を投げかけた。
子ども議会は町の将来を共に考え、町民としての自覚や郷土愛を高めることなどを目的に始まり今年で11回目。1996年から隔年開催されている。
各学校から参加した子ども議員たちは1人ずつ登壇し、質問の形で意見や提言を述べた。
このなかで、半原小学校6年の袖山愛里さんは、町内に分娩のできる産婦人科医院がないことを指摘。「検診や分娩で町外に行くのは妊婦さんにとっても負担。愛川北部病院に産婦人科を作っては」と提案。
小野澤町長は「簡単にはできず、期間がかかる。妊婦さんを応援するサポート事業の充実を図っていきたい」と答弁した。
また、愛川中原中学校2年の高橋真帆さんは、様々なものを一カ所で購入できる「ご当地ショップ」の建設と、そこに至るまでの公共交通の充実を提案。小野澤町長は「町の資源を有効活用できるよう、いろいろな計画を作っている。特産品などを売る場所ができれば、そこへの交通の充実は必要だと思う」と話した。
この他にも「外国人に優しい町」「中学校の学校給食」「高齢者のバスサービス」などの提案があがった。
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