東京都港区の日本消防会館で3月6日、第70回日本消防協会定例表彰式が開催され、愛川町の田代区婦人消防クラブが「優良婦人消防隊」を受賞した。町内の自主防災組織が同協会の表彰を受賞するのは今回が初。
同クラブは、田代在住の女性による地域自主防災組織。阪神・淡路大震災を教訓に「自分たちの地域は自分たちで守る」を目的に1996年に結成され、現在は12人が活動している。町の総合防災訓練や消防出初め式などに参加するほか、技術習得のため救命講習を受講するなど、クラブ員の防火、防災行動力の向上に努めている。また、老人会などと協力して小学生の下校防災パトロールを実施するなど、地域住民の防火防災意識の高揚も図っている。東日本大震災時には義援金活動なども実施し、これらの活動が評価された。
また、同表彰式では愛川町消防団が59年ぶり2回目となる「優良消防団」を受賞した。
3月7日には東京都墨田区の両国国技館で自治体消防70周年記念式典が行われ、町消防団の鈴木慎三団長、小島一彦副団長、田代区婦人消防クラブの荻田春代代表、花上洋子さんが出席。4人は愛川町役場を訪問し、小野澤豊町長に受賞報告を行った。荻田代表は「驚くとともに大変うれしく思っています。これらも訓練を欠かさず、防火・防災活動に携わっていきたい」と話した。
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