犬の鳴き声にちなみ、ワン(1)ワン(1)ワン(1)で11月1日は犬の日。愛犬と毎日の散歩を一緒に楽しむ人は多い。同様に、猫を愛するという人もまた多い。ペットはかけがえのない家族の一員だ。しかし、2011年の東日本大震災では多くの人が家を失い、避難生活を余儀なくされた人たちは、ペットと離ればなれで暮らさなくてはいけない境遇にある。清川村の煤ヶ谷にある一般社団法人「清川しっぽ村」(吉島崇憲代表理事)は、そんな被災して飼い主と暮らすことができないペットを救うため、里親探しや被災地での給餌活動を行っている。
同法人のメンバーは現在9人。会社員として勤めながら休日に参加するスタッフや、同法人専属で働くスタッフなど様々だ。近隣他市町からボランティアとして協力する人たちもいる。
煤ヶ谷にある避難所は2013年3月から本格的に活動を始め、インターネットなどを通して里親募集を行っている。これまでに厚木市内を中心に約100頭の犬と猫たちが新しい里親の元へ巣立っていった。
里親が決まるのは猫が多いという。「受け入れ環境が整いやすいという部分はありますね」と施設管理者の松木彰詞さんは話す。施設では犬が約10頭、猫は約20頭から30頭が生活しており、11月からは猫と触れ合えるスペースを避難所の近くにある事務所に新設した。「直接触れ合えることで、里親探しが少しでもスムーズになれば」と松木さんも期待を寄せる。
同法人の運営はほぼ寄付で賄われている。スタッフとボランティアが東急電鉄の駅などで月に10日前後募金活動を行っている。被災ペットが報道で取り上げられた震災直後に比べ、約3年経った現在の寄付は当時の半分から4分の1近くまで減っているという。
また、徐々に活動が周知されてきているとはいえ、ボランティアの人数もまだまだ足りないのが現状だ。松木さんは「ワンちゃんたちの朝のお散歩だけなど、短い時間でもご協力をいただければ」と話す。ボランティア協力などは【携帯電話】090・8172・0001(吉島さん)へ。
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