愛川中学校美術部の生徒が昨年12月28日、愛川町田代の中津神社に大絵馬を奉納した。
これは、同神社が神社本庁の神社振興強化対策モデル神社に選ばれたことをきっかけに始まったもの。2013年の「巳」から始まり、「午」「未」と続き、今年の「申」で大絵馬は4枚となった。
大絵馬の大きさは、左右が約180cm、上下が約90cm。紅梅が咲く中で、手を合わせて座る猿が描かれている。
奉納式が行われたこの日は、拝殿で生徒や甲賀裕樹宮司、氏子総代らが参加して厳かに神事が執り行われた。
甲賀宮司は「文化祭が終わった後の限られた時間の中で、とても上手に描いていただいた。生徒さんたちの熱意がこもった絵をいただき、本当にうれしく思っています。今後も干支が一周揃うまで、続けていけたら」と話す。
奉納された大絵馬は現在、同神社の鳥居に飾られ、参拝者の目を楽しませている。同神社では、五穀豊穣を願って2月11日(木)に行う「春祭」まで、大絵馬を鳥居に飾る。
春祭の後は、大絵馬は拝殿に奉納され通常は見ることができないが、同神社の行事や祭りなどが行われた際に再び公開される予定だという。
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