愛川町唯一の酒蔵である大矢孝酒造で新酒の仕込みが最盛期を迎えている。今年も10月中旬から酒造りの中心である「もろみ」の作業が始まり、現在も連日行われている。3月末まで続けられ、例年同様の500石(一升瓶5万本)の酒を製造する。
同酒蔵は文政13年創業。愛川の地で180年以上酒を造り続けている。
看板商品である「残草蓬莱」は、強すぎない香りと洗練された旨味に定評があり、大吟醸や吟醸のほかに、ひやおろし、低アルコールの生原酒「Queeen」など、多彩なバリエーションがある。
精米した米を蒸し、麹をかける「製麹」のあと、発酵タンクで糖化と酵母によりアルコール発酵させる「もろみ」は、酒の味の決め手になる重要な作業だ。6人の職人により丁寧に進められている。
「毎年温度管理には細心の注意を払いますが、今年は理想的な低温で仕込めている」と8代目蔵元の大矢俊介さん。「もろみの状態が非常に良好で、緩やかに発酵が進んでいる。清らかでなめらかな新酒が期待できそうです」と話す。
今年の初しぼりは11月下旬頃に行われる予定で、しぼりたてをそのまま瓶詰した新酒の「純米しぼりたて」は12月1日から販売が開始される。詳しくは【電話】046・281・0028へ。
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