清川村の保健福祉センターやまびこ館で2月27日、在宅医療推進講演会が開催された。
これは、住み慣れた地域で最後まで暮らすために、専門家による講演で正しい健康管理についての知識を持ってもらおうと企画されたもの。この日は村民ら約40人が参加した。
講演会では「認知症の理解を深めるために」をテーマに、村内煤ヶ谷にある清川遠寿病院の岩元誠院長を講師に招いた。同院の主な診療科目は精神科で、厚木や橋本にもクリニックを展開。認知症の患者も多い。
岩元院長は「認知症は注目されており、様々な研究が行われているが、認知症の予防について『これ』という特別なものはない。規則的な生活や、バランスの良い食事を心がけること」「知的な部分の症状に対しては、薬で悪化を遅くすることはできる。早めに使った方が、良い時期を増やすことになるが、認知症を完全に治すことはできない」など、具体的に解説。「様々な症状が出ても、失敗を指摘したり否定したりすると本人も傷つく。何かを伝える時は簡単な言葉で、複数を同時に伝えないで」など、ケアする時のポイントも語った。
講演後は、「認知症になると自覚はあるのか」「薬について、副作用はあるのか」など、参加者から質問もあがった。
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