日本人初の無補給単独徒歩での南極点到達を成功させた愛川町出身の冒険家、荻田泰永さんが5月20日、愛川町文化会館で講演した。
これは、愛川町と町教育委員会が主催したもの。荻田さんは2000年から北極圏の冒険を続け、世界有数の北極冒険キャリアを持つ。
この日は、極地冒険の話を聞こうと、同館ホールが満席になるほどの来場者で賑わった。
講演では、荻田さんが写真や動画などを交えて南極冒険を解説した。特有の強い「タカバ風」に耐え、クレバスを避けながらソリをひく荻田さんの姿のほか、南極点到達の瞬間を写した動画には会場から大きな拍手があがった。
荻田さんはこの他に北極冒険についても語り、「大地が無く海上の氷を歩く北極では、寝て起きると流されて居場所が大きく変わっていることも良くある。氷が割れたりぶつかったりして、大きな音が響くなか歩かなくてはいけない」など、南極との違いや難易度の高さを語った。
また、今後の活動について、3度目の北極点挑戦のほかに「自分は22歳の時、冒険家の大場満郎さんに北極圏に連れていってもらって冒険を始めた。今度は自分が若い人を北極に連れていきたい」と、意欲を語った。
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