神奈川県議会で2023年の県議選での定数増減の協議が進められている。公職選挙法では、選挙区の人口が議員1人あたりの人口の半数未満となった場合、隣接する市町村の区域と合区すると規定。国勢調査の速報値(6月発表)では、県議1人あたりの人口は8万8003人。定数1の三浦市は4万2098人で半数に満たないことから、再編対象にあがっている。合区の場合は横須賀市(定数5)と一選挙区になり、定数も再度検討される。
三浦市の吉田英男市長は11月25日、「合区の検討に関する要望書」を県議会に提出。「人口要件のみで一律に決めては、小規模自治体の意思が県政に届かなくなる」として産業など地域の実情や特性を考慮し、特例選挙区とするよう求めた。
直近では19年の県議選で、いずれも定数1(合計2)だった南足柄市と足柄上が合区し、1減となっている。
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