横須賀・三浦 社会
公開日:2026.07.31
三浦市南下浦町の村山さん 書店減少時代にあえて 大手取次の新制度を利用
新刊書店のない「無書店地域」が全国各地で広がる中、三浦市南下浦町の住宅街の一角に先ごろ、書店「OnSa(オンサ)」(上宮田1121の3)がオープンした。店長は都内から移住した村山大輔さん(46)。11年続けたフランスパン専門店「S(ソ)ON(ン)KA(カ)」の移転に合わせ、店舗の片隅に本棚を設けた。「三浦には図書館も書店も少ない。ここで開く意義がある」と想いを強くする。
店内にはパンと本の香りが漂い、レコードプレイヤーから緩やかな音楽が流れる。村山さんは「デジタル化が進む今だからこそ、電子では体験できない本の質感や回るレコードなど、五感に訴えるフィジカルな空間を提供したい」と壁一面の本棚を眺めながら話す。
開店の背景には、出版取次大手(株)トーハンの新制度がある。仕入れ条件が、従来の月額100万円以上から5万円以上へと大幅に緩和され、低コストでの運営が可能になった。「個人経営の専業書店は難しいが、副業なら始められる」と、この持続可能なスタイルを三浦で実践している。
月2回ほど新刊を仕入れており、「お客さんの顔を思い浮かべながら、好みに合わせた選書ができるようになってきた」と村山さん。同店ではあえてSNSを使わず、カウンター越しに言葉をかわす関係性を大切にしている。目指す先は「まちに根ざした書店」だ。
ピックアップ
意見広告・議会報告
横須賀・三浦 ローカルニュースの新着記事
コラム
- LINE・メール版 タウンニュース読者限定
毎月計30名様に
Amazonギフトカード
プレゼント! -

あなたの街の話題のニュースや
お得な情報などを、LINEやメールで
無料でお届けします。
通知で見逃しも防げて便利です!











