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公開日:2026.07.24
横須賀在住二輪レーサー 鈴鹿8耐で3度目の栄冠 功を奏した暑熱順化
横須賀市在住の二輪レーサー・長島哲太選手(34)が、7月5日に三重県で行われたバイクレース「鈴鹿8時間耐久ロードレース」(鈴鹿8耐)の第47回大会の決勝に出場し、SSTクラスで優勝を飾った。
「鈴鹿8耐」とは、1周約6Kmのサーキットを、2〜3人のライダーが交代しながら8時間の制限時間内に走行した周回数を競うレース。トップライダーが集う大会で、世界最高峰のひとつに位置付けられる。
今回、長島選手が挑んだのは「SSTクラス」。エンジンなどの改造が制限された市販車に近いバイクで競うもので、ライダーの技量がストレートに結果に結びつくとされる。
1時間で3kg減
鈴鹿8耐は、「暑さとの戦い」でもある。「真夏の祭典」と呼ばれるように夏場の開催で、路面温度は60℃にも達するうえ、フルフェイスのヘルメットと10kg近いレザースーツを身にまとう。1時間走行するごとに体重は約3kg減り、走行後すぐの体温は40℃にまで上昇しているという。
こうした過酷なレース環境への対策として、春先からウインドブレーカーを着込んで毎日10Kmを走り込むなど、持久力とともに暑熱順化のトレーニングを積んできた。
過去には同大会のメインとなる「EWCクラス」で2度優勝を経験している長島選手。3人で計181周を走破して掴んだ今回の優勝について、「雨のコンディションでタフな展開だったが、チームワークが良く、ミスが一つもなかった」と喜んだ。
愛する故郷で充電
国内外を転戦する今も、生まれ育った横須賀に暮らす。最高時速300Kmにおよぶバイクレースは、一瞬のミスが命取りとなるスポーツ。常に極限の緊張感や重圧と戦っているからこそ、リラックスするオフの時間を大切にしている。「海もあり、山もある。横須賀はリフレッシュするのに最高の環境です」
3年ぶりの出場となった鈴鹿8耐で表彰台の一番上に立った今、「これまでのレース活動には満足している。やりきった感もある」と語る長島選手。今後は世界で戦える後進の指導のほか、モータースポーツの普及にも励みたいという。さらに、「走る喜びと、その裏に潜むリスク」を誰よりも理解しているからこそ、「横須賀の小中学校をまわり、交通安全教室を開催してみたい」と意気込みを話していた。
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