神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
横須賀・三浦版 公開:2025年2月14日 エリアトップへ

空き家再生 利活用で価値創造 三浦市三崎町 レトロな建物に一目惚れ サイクリストのオアシス開設

社会

公開:2025年2月14日

  • X
  • LINE
  • hatena
愛用のペニー・ファージングとポーズを取る門脇さん
愛用のペニー・ファージングとポーズを取る門脇さん

 三浦半島の突端、三崎の下町商店街に昨年1月、24時間利用できる自転車乗り専用のクラブハウス「ヴェロ・スタシオン 三浦」がオープンした。コンセプトは「サイクリストが集うオアシス」。遠方からロードバイクを駆って城ヶ島などを訪れた人が気軽に立ち寄って休憩したり、愛車のメンテナンスをしたりする自由な空間を提供している。

 開設したのは葉山町でビンテージ自転車の専門店「葉山自轉車(じてんしゃ)市場」を営む門脇大作さん。かつてはロードレーサーとして活動していた時期もあり、その手のタイプを扱っていたが、速さや軽さばかりを追い求める世間の風潮に疑問を感じるようになり、「ずっと連れ添える自転車の販売に切り替えた」。同時に街の雰囲気とも融合した店舗づくりを考えるようになり、惹きつけられたのが昭和の時代を真空パックしたようなこの商店街。物件を探しはじめたところ、理想とするレトロな建物に出会った。

 クラブハウスをオープンする1年前まで寿司店だったここは、不動産店から大正〜昭和初期につくられたものだと聞かされており、当時の外観や内装を上手に残しながら、「半分外注、半分DIY」で完成させた。こだわったのは正面の入口。門脇さんの愛車であるペニー・ファージング(前輪と後輪の直径が大きく異なる旧式自転車)を置いたときに様になるよう、古い扉を持ち込んでリメイク。2階の窓柵もアンティークなものを探し出して取り付けた。

 下町商店街はシャッター通りになりつつあるが、「新しい空気を持ち込みたい」と気を吐く門脇さん。昨年末には城ヶ島公園を会場にして、ミニベロと呼ばれる折りたたみ自転車の愛好家を集めたファンイベントを開くなど、多様な自転車の楽しみ方を提案しながら地域活性や観光振興につなげていく方策を探り始めている。

 目下の課題はクラブハウスの収益化。サイクリストに三崎での過ごし方をセットにして発信することで利用者を増やしていく考えだ。

レトロな建物に一目惚れ-画像2

湘南巻き爪矯正院 

無料相談会実施中!神奈川16店舗展開 施術実績41万回超 切らない・痛くない「負担の少ない施術」

https://shonanmakitume.com/yokosuka/

<PR>

横須賀・三浦版のローカルニュース最新6

華麗なシュートご覧あれ

華麗なシュートご覧あれ

三浦でラクロス全国大会

3月14日

ベイ2軍公式戦生中継

ベイ2軍公式戦生中継

ジェイコムが通年放送

3月14日

ものまね紅白 軍配どっち

ものまね紅白 軍配どっち

芸人VSヒーローのコラボ

3月14日

いきいきシニア「元気の源」は

いきいきシニア「元気の源」は

尾上町シニアクラブ 真鍋よし子さん(76)/ 三浦市尾上町在住

3月14日

吹奏楽部の活動費に

港音楽祭

吹奏楽部の活動費に

売上金を市教委へ寄付

3月14日

余った食料寄付支援に役立てて

余った食料寄付支援に役立てて

カーブス三浦海岸駅前店

3月14日

あっとほーむデスク

  • 3月14日0:00更新

  • 3月7日0:00更新

  • 2月28日0:00更新

横須賀・三浦版のあっとほーむデスク一覧へ

コラム一覧へ

  • OGURIをあるく

    OGURIをあるく

    〜小栗上野介をめぐる旅〜第38回 横浜編【5】文・写真 藤野浩章

    3月14日

  • OGURIをあるく

    OGURIをあるく

    〜小栗上野介をめぐる旅〜第37回 横浜編【4】文・写真 藤野浩章

    3月7日

横須賀・三浦版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2025年3月14日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

X

Facebook