横須賀・三浦 コラム
公開日:2026.07.17
わたしのまちでいきる きょうだいの想い 編 【15】次女が綴った妹への本音「一般社団法人sukasuka-ippo代表理事 五本木愛」
この連載では、障がいを持って生まれたうららの兄、蓮から見た妹の姿やきょうだい児として感じてきたことなど、さまざまなエピソードを紹介します。今回は母の視点からお届けします。
私はうららの診断の結果を家族に伝えたものの、自分自身の気持ちをまだ整理できませんでした。時間があればアンジェルマン症候群や障害児の子育てについての情報収集を行い、「うららのために何ができるのか?」をひたすら考えていました。
それでも毎日家事、育児、仕事をこなさなければなりません。しかし、その日常が自分を支えてくれていたと思います。
上の兄姉たちにはこれまでの日常を守ること、週末の習い事に付き添い、その時間だけは優先すると決めていました。そのくらいしかできませんでしたが、兄姉たちは妹を可愛がり面倒も見てくれました。特に次女は、妹の誕生を一番楽しみにしていたこともあり、頼りになる存在。
そんな次女が、学校の授業でこのような詩を書きました。
-「妹」。わたしのいもうとはかわいいといわれてるけど、おおきくなってもずっと歩けなくてしゃべれない。でもみんなにかわいい、かわいいといわれつづけてる。でもわたしは妹が生まれてきてくれてすごくうれしいし妹が大好き。でもしゃべれなくてもいいから「おねえちゃん」だけは言ってほしかった・・・。
読んだとき、私は娘の前で堪えきれずに泣いてしまいました。日常を守ることに必死で、兄姉たちの気持ちを置き去りにしていたのではないか、そう思えてなりませんでした。
-次回に続く
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