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横須賀・三浦版 公開:2025年6月6日 エリアトップへ

関東化成工業の代表取締役社長で三浦半島の学童野球大会をスポンサーする 宮崎 武士さん 横須賀市追浜東町在住 66歳

公開:2025年6月6日

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宮崎 武士さん

「全て野球が教えてくれた」

 ○…夏島グラウンドに整列した約200人の児童を前にして「全力プレー」の発破をかけた。横須賀市内で毎年開かれている「母と子のふれあいトスベースボール大会」の公式スポンサーとなった。ルールを簡素化して初心者の参加を歓迎。母親もチームに加わって一緒にプレーする一風変わった大会に興味を示し、名乗りを上げた。「横須賀から野球人口を増やして、将来の甲子園球児を送りこみたい」とエールを送る。

 ○…北海道室蘭市生まれ。父は社会人野球選手として富士製鉄(現・新日本製鉄)に勤務しており、引退を機に父の故郷である横須賀に移住した。自身も幼少期から野球に明け暮れた。「あまり裕福な家庭ではなく、野球しかすることがなかった。このスポーツには、本当に様々なことを教えてもらった」。高校・大学の野球部では先輩から理不尽な暴力を受けることもあったが、「絶対に同じことを後輩にしなかった。野球を一緒にする仲間だから」。集団心理に陥りがちな場面でも、人間としての基本を忘れなかった。

 ○…大学卒業後、トヨタ自動車のエンブレムを製造する関東化成工業に入社。営業部に配属され、トヨタと直接交渉する機会を任された。書道家が描いた初代スープラのエンブレムを実用化させるなど、現代にも残るデザインを売り込んだ。社長就任後すぐに新型コロナが猛威をふるい、工場ラインが止まることもあったが「できることをしよう」と美化活動に取り組んだ。「地域に愛され、従業員が誇れる会社」が目指す姿だ。

 ○…愛用の名刺入れは硬式ボールを模っている。野球への愛情と感謝は尽きない。「野球が教えてくれたこと」。次世代に伝えていくことが新たな役割だと自覚する。

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