横須賀・三浦 人物風土記
公開日:2026.05.01
乳がん検診を啓発する「ピンクリボンよこすか」の代表を務める 前田 長生さん 横須賀市大滝町在勤 74歳
検診受診率の向上こそ使命
○…乳がんの早期発見・早期診断・早期治療の大切さを伝える「ピンクリボン」運動の旗振り役を務める。今から3年前、所属する奉仕団体「ロータリークラブ」の会長時代、周囲が驚くほどの熱量で取り組んだが、「単年で終わらせるのではなく、継続することが大切」と言い切り、地域レベルで展開する「ピンクリボンよこすか」を発足。市民に検診の重要性を訴え続ける。
○…受診の呼びかけには、確かな根拠がある。「欧米では検診受診率が70〜80%に達し、死亡率が低下しているが、日本はまだその域に達していない」。統計上、受診率が50%を超えると死亡率は頭打ちになり、それ以上になれば確実に下がると言われている。食生活やライフスタイルの変化により乳がんのリスクが高まっている現代社会で、病を未然に防ぐ手立ては限られている。唯一の希望は「早期発見」。一人でも多くの命を救うため、50%の「壁」を突破することが不可欠というのが持論だ。
○…聖ヨゼフ病院の院長を経て、今から14年前に大滝町にクリニックを開業。原動力は地域医療の空白に対する危機感だった。市内に気軽に相談できる専門医療機関がないことに気づき、「このままでは受診難民が出てしまう」と、この道を選んだ。74歳になった今も、現役。AIやITといった最新技術も柔軟に取り入れ、生涯一医師として学び続けている。
○…検診が当たり前の習慣となり、乳がんで失われる命が最小限に抑えられた社会を思い描く。「医療は生産性があるわけではない。今いる人たちが快適に過ごせるように支える『守り』の役割」。安心して暮らせる土壌を医療の側面から作りあげることが使命。死亡率低下に直結する受診率向上に情熱を捧げる。
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