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横須賀・三浦 人物風土記

公開日:2025.08.08

走水で自然体験や学習を行う学びの場「海とミライのがっこう」を運営する
金澤 等(ひとし)さん
横須賀市走水在住 46歳

感性育む里海の案内人

 ○…横須賀市走水の海岸の一画、ここは”校舎を持たない”ミライの学校だ。子どもたちは海辺を駆け、自由気ままに自然に身を置く。海という自然そのものを教材に、そこに住まう生物に触れ、感じ、感性を磨く。子どもたちが五感を使い、創造力を育むワークショップやプログラムを提供している。「より良い世界にするためには、子どもたちを大切に育てること」。学び舎設立の源だ。

 ○…漁業を営む傍ら、夏には海の家を開く。そんな両親の元、走水で幼少期を過ごした。高校時代からサーフィンに熱中し、波を求めて異国の地に何度も足を運んだ。ある時には海岸に流れ着いた流木でオブジェを制作、アルバイトは米軍基地内のライフガードをするなど、人生は常に海とともにあった。持ち前の柔軟な思考力は自然で育ち、経験を重ねてきたゆえだ。

 ○…「東京湾に残された最後の聖地」とも称されるほど、豊かな海洋環境が残る走水と、家族が代々築いてきた漁業。これらを紡ぐことこそが「家族の豊かさにも繋がり、走水が持つ環境の価値を守っていける」。そんな使命感ともいえるビジョンが浮かび、24歳で漁師小屋をリノベーションして「かねよ食堂」を開店した。

 ○…食堂を運営する傍ら「自分には他に何ができるのか」。立ち止まり、悩み葛藤した。そんな折、走水をテーマに地域課題の解決をめざす取り組みに参画。当時、走水小学校の統廃合の可能性が浮上しており、「かけがえのない学びや体験が得られる場所であり続けてほしい」。そんな思いでプログラムをスタート。豊かな自然と都会が共存する三浦半島の環境だからこそ、「視野を広く持ち、本当に大切なものを見つけてほしい」。

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