横須賀・三浦 コラム
公開日:2026.04.17
わたしのまちでいきる きょうだいの想い 編 【12】愛せないのは、誰のせい?「一般社団法人sukasuka-ippo代表理事 五本木愛」
この連載では、障がいを持って生まれたうららの兄、蓮から見た妹の姿やきょうだい児として感じてきたことなど、さまざまなエピソードを紹介します。
「妹は障害者」。その事実を受け入れられなくても、生活は進む。目を逸らしても、現実はそこに在る。私たち兄弟の日常は、何事もなかったかのように戻ってきました。それまでと変わらず学校から帰ると、「おかえり」と迎えられ、「ただいま」と返す。軋んで、歪んでしまったような気がした歯車は、順調に回っている風に見えました。
しかし、夕食後、私たちが自室に戻ると、リビングからは決まって両親の話し声。時に話し合い、時に喧嘩や怒号、時に咽び泣き-。最後は決まって「ごめんなさい」と一言。それでも朝を迎えればまた何事もなかったかのように「おはよう」と挨拶を交わす。夢なのか、現実なのか。私の前で起こる出来事と、私の居ない場での出来事が乖離しすぎていました。
"妹なんていらなかった"。私の中で薄れていったはずの気持ちが少しずつ再燃し始めました。そんなある日、もう一人の妹の学校での課題の詩を読んだ時、以前抱いていた自分の気持ちが遥かに大きくなったことに気付きました。
『妹』「私の妹はかわいいと言われてるけど、大きくなってもずっと歩けなくてしゃべれない。でもみんなにかわいい かわいいと言われつづけている。でも私は妹が生まれてきてくれてすごくうれしいし妹が大好き。でもしゃべれなくてもいいから「おねえちゃん」だけはいってほしかった...。」。私はこの頃から、両親に対してはっきりと、あんたらのせいだと思うようになりました。
-次回に続く
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