一般社団法人「みうら学・海洋教育研究所」では、インターネット上で出資協力を呼びかける「クラウドファンディング」を活用して、来年度の海洋教育写真コンテスト開催における運営資金を募っている。目標金額は36万円で、5月15日(月)まで専用ページで申込みを受付けている。
同写真コンテストは海に対する子どもたちの興味・関心の喚起、海の仕事の魅力発信・担い手の育成、郷土愛の醸成などを目的に2012年から市内小中学生を対象に毎年実施。応募作品は年々増えており、昨年は575点が集まった。開催の背景には「三浦市内の小中学校の学区はすべて海に面しており、子どもたちのほとんどは海に親しみを感じているが、一方で近すぎるからこそ見えなくなっている部分が生まれているのではないかという危惧がある」と同所の渋谷総一さん。これまで写真コンテストの他にも、学校や地域と連携して、磯での課外学習や外部講師を招いた特別授業などを実施。「海について改めて見つめ直そうという機運の高まりや子どもたちの自発性が育っていると感じる」と振り返り、海洋教育推進の意義を訴える。
しかし、その一方で団体の活動を支える助成金は徐々に縮小。厳しい財源不足を補うために、自分たちで調達しようと、このたびクラウドファンディングプロジェクトを立ち上げた。
目標額は36万円。3千円・5千円・1万円の支援をすると、今年度のコンテスト最優秀賞・特別賞作品がプリントされたポストカードや三富染物店の手ぬぐい、ご当地キャラクターの三浦ツナ之介・みうらんのマスコット、松輪産ひじきなど金額に応じた返礼品が送られる。5月15日(月)午後11時までに目標達成すれば成立となるため、現在、フェイスブックなどを通じて情報を発信。今月22日時点で賛同者22人・支援額15万3千円まで増やしている。集まった支援金は今年11月頃に開催予定のコンテスト表彰式運営(参加賞や副賞を含む)や教材作成などに充てられる予定。「子どもたちが楽しみにしているイベントを継続させるためにも、ぜひご協力をお願いします」と賛同を呼び掛けている。
詳しくはクラウドファンディングサービス「レディーフォー」(【URL】https://readyfor.jp/projects/mikaiken)で確認できる。そのほか支援方法に関する問い合わせは、同所【電話】046・854・9443
三浦版のトップニュース最新6件
|
|
|
|
|
|