三浦市教育委員会は、「平成29年度全国学力・学習状況調査」の三浦市立小・中学校の分析結果を公表。すべての教科で全国と神奈川県平均正答率をともに下回っていることが分かった。
テストは今年4月、小学6年(8校297人)と中学3年(3校302人)を対象に実施されたもの。調査科目は国語と算数(数学)で、基礎的知識・能力に関する「問題A」と、知識の活用力を問う「問題B」の2項目が出題された。
公表結果によると、小学校では全国平均と比べて8・5〜9・9%下回り、「依然としてやや低い傾向が見られる」と三浦市教委は総括。なかでも「算数B」は36%と低調で、「後半の設問で無解答率が高かった」と分析する。中学校では、いずれの教科も全国平均から国語A 6・4%、国語B 3・2%、数学 A7・6%、数学B 6・1%を割り込む結果となった。
漢字や計算など基礎に課題が残るほか、同時に行われた生活習慣等の調査で、1日1時間以上の家庭学習を行っている児童の割合が全体の約40%(全国比マイナス約15%)と、学習習慣の不足も浮き彫りになった。
こうした背景を受け、市教委はテスト結果や各校の取組み状況を全体で情報共有。授業の見直しを図るなどして学力向上に努めている。
三浦版のローカルニュース最新6件
|
原画ずらり上村一夫展3月29日 |
|
|
|
|