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羽床総本店 次代担う高校生応援 “農×水”コラボパスタ

社会

掲載号:2019年11月15日号

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販売されているパスタセット
販売されているパスタセット

 「株式会社羽床総本店」(海外町)は、魚の消費量拡大と地元高校生の応援を目的に、県立海洋科学高校生徒が水揚げしたカジキマグロと三浦初声高校で栽培されたトマトを組み合わせた「パスタセット」を商品化。現在、高島屋で販売され、好評を博している。

 考案した商品は「海洋高校&三浦初声高校のパスタセット」と名付けられ、御歳暮商戦が始まった今月初旬から高島屋限定で取り扱われている。

 同社は毎夏・冬に同百貨店限定の贈答商品をシリーズ展開。高校生が漁獲・栽培した食材を使った商品を販売する応援企画に2014年頃から賛同している。海洋科学高生徒が海洋実習で水揚げしたカジキマグロを購入するところから取り組みがスタート。以降、カレーやオイル漬を販売してきた。

 「和食だけでなく洋食でも楽しめる商品を作りたかった」。羽床総本店は創業した大正12年から変わらず、カジキマグロを中心に味噌漬けや粕漬けなどを製造販売する老舗。長年のファンは多いが、近年叫ばれている食卓の“魚離れ”も顕著で、消費量の拡大に知恵をしぼってきたという。

6次化を後押し

 現在販売されている商品は、「かじきのポルペッティトマトソース煮」「かじきのオイル漬バジル風味」のソース2種と、市内唯一の製麺所「丸清製麺」(栄町)で人気の生パスタとの地産地消セット。

 ポルペッティとは、イタリア語で肉団子の意味で、自社商品の製造過程で出る端材をミンチにして、食べやすいボール状に成形。三浦初声高の都市農業科で生産されたトマトの規格外品を買い取り、ソースに仕上げた。「形や大きさは不ぞろいだが味の濃い、昔ながらのおいしいトマト」と同社の山本浩司社長は太鼓判を押す。地元企業が加工し、老舗百貨店での販売により「1次産業を支える若者のモチベーション向上につながったら」

 食卓にのぼるには、「まずは食材のおいしさを知ってもらおう」と、温めるだけという手軽さにこだわった。自然の味を楽しめるよう、添加物も不使用。どちらも味のベースにはカジキのあらで旨みをとったスープを使用する。

 これまで海洋科学高の生産物販売会でも販売。試食をした生徒たちにも好評だった。山本社長は今後の展開について「学校でも加工設備を持っており、6次化もできる。レシピ監修などでサポートできたら」としている。

 12月23日(月)まで高島屋横浜店やオンラインストアで取り扱い。1箱4320円(税・送料込み)。

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