ビーチキャンドル
葉山に新たな観光資源を
森戸海岸で初開催
4月12日
特定非営利活動法人葉山っ子すくすくパラダイス(野北康子理事長)がこのほど、令和2年度「チャイルド・ユースサポート章」を受章した。内閣府が子育てと子育てを担う家族を支援する活動において、地域や社会に積極的な貢献をした団体や個人の事例を全国から選び紹介するもの。行政から補助に頼らない運営や参加者が主体的に関わる場作りなどが評価された。
町内で活動していた主任児童委員や絵本の読み聞かせグループ、子育てサークル等のメンバーが子育てガイドブックの作成や「子育てフェスティバル」を開催したことをきっかけに2007年、設立された同団体。
現在はサポート会員が40人、メルマガ登録会員は300人以上にのぼる。毎週月曜、葉山町一色の「カフェ&スペースengawa」で、子育ての悩みを気軽に共有する「座談会」や育てにくさを感じる子どもへの専門的支援も実施しているほか、アロマ・マッサージ、屋外で調理を行う「はらっぱdeあそぼ」、正月飾り作りなど季節に合わせたイベントも開催。運営スタッフが子守をしながら、目の届く範囲で親たちがくつろぎ、相談やワークショップに集中できる環境を作っているのが特徴だ。
地域に根差し
「参加者同士の話し合いから生まれたアイデアや『私これやってみたい』というママたちの声から始まったものがたくさんあります」と野北さんが語るように、ケーキ作りが得意な人が「1日カフェ」を開いたり、オペラ歌手という参加者の発案がきっかけで「0歳からのクラシックコンサート」を定期開催。地元タクシー会社による「子育てタクシー」の研修や実習などに協力してきた。また、メンバーの繋がりが発端となり、チリの女性をフェアトレードで支援する「マドレ・ラティーナ・プロジェクト」が6年前にスタート。語学やデザイン、写真など、それぞれの母親たちがスキルを生かして主体的に取り組み、バッグやポーチなどの羊革製品を開発。現在はネットショップのほか逗子駅前の舶来屋や葉山ステーションでも販売されるなど事業が軌道に乗り、行政の補助に頼らない運営にも寄与している。野北さんは「たくさんの方たちに支えられ、チャレンジしてこれたことに本当に感謝している。これからも、楽しみながら活動を続けていきたい」と話している。
現在、緊急事態宣言下のため、毎週月曜の活動は休止中。子育ての悩みなどの相談は同団体【携帯電話】080・5404・3986で受け付けている。
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