「ラブ&ピース」を主宰する 青柳 三保子さん 逗子市在住
笑顔の先に未来は広がる
○…今年11回目を迎えるずし平和デー参加企画「ラブ&ピース」を8月20日(土)に開催する。音楽やダンスなど様々な表現方法を通じ、「こんな今だからこそ、改めて平和について考えるきっかけになったら」と意気込んでいる。
○…東京都出身。現在は一大繁華街となった新宿2丁目で生まれ育った。「昔は普通の商店街だったんですよ」と懐かしそうに振り返る。祖父は洋品店を営み、花園神社の氏子だったという。「バブルで一気にビルが建ち、まちが変貌した」。周囲も商売をしてる家が多く、大都市の変遷とともに青春時代を過ごした。
○…20代後半でゴスペルに出合ったのが大きな転機になった。もともと、歌も踊りも大好きな性格。著名アーティストとの共演や、本場米国のハーレム、カーネギーホールのステージにも立ったことも。国境や業界の垣根なく、様々な職業を経験してきたが、一貫しているのは、人との縁を大切にしていること。2007年、都内から逗子に移住。すぐに家族のような友人たちを得た。同じタイミングで保育という未経験の世界に飛び込み、現在は自宅で音楽を基軸としたレッスンも開いている。
○…「逗子には人のため、世のためにと活動されている方がたくさんいて、感銘を受けた」と様々な団体で活動にのめり込んだ。しかし、7年前に大腸がんを患い、ふと立ち止まるとともに、改めて周囲への感謝の念がこみ上げた。「おおきに、おおきに」。柔和な笑顔で口癖のように言っていた関西出身の祖父の姿を今でも思い出す。「本当に出会いに恵まれている。感謝しかないです」。はじける笑顔でこれからも一期一会の旅を続ける。明るく、優しい未来へ向かって。
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