逗子・葉山 社会
公開日:2026.04.24
葉山の阿部倉山で元教師と教え子の草月流いけばな作家が25年ぶり再開
葉山町在住で元体育教師の山口明さん(74)と逗子市立久木中学校時代の教え子で草月流いけばな作家の久保島一裕さん(40)が、約25年ぶりに再会を果たした。
山口さんは自宅裏の阿部倉山の森林整備を行う「阿部倉山の森 保全の会」の会員として日々山に入り、木の伐採や道の整備などに精を出している。3月のある日、いつものように山中を歩いていると、立ち枯れて白く変色しているタラノキを発見。山口さんの脳裏にかつての教え子である久保島さんが浮かんだ。
卒業後、交流は途絶えていたが、2023年3月に完校した県立逗葉高校の式典で久保島さんが高さ2m超の作品を披露したという本紙記事を偶然目にしていた。大学時代に自身も華道を嗜んだことのある山口さんは、教え子が花の道に進んだことが強く印象に残ったという。
「枯れて白くなったタラノキを久保島君に生かしてもらいたい」。そう考えた山口さんは当編集室に久保島さんとコンタクトを取りたいと連絡をしてきた。
4月9日、二人は阿部倉山で再会。あいにくタラノキは長雨の影響のためか表面にカビがつき変色してしまったが、山は久保島さんにとってはまさに「宝の山」だった。木に巻き付いた蔓や伐採された木の根といった花材になる素材が至る所に転がっている。「今までは千葉県の山の方に行くことが多かった。こんな身近に手に入れられるとは」と笑顔を見せた。
園芸博に出展
久保島さんは大学卒業後、綜合警備保障会社に就職。25歳で草月流師範の父の背中を追い、花の道へ転身した。老舗花屋での3年間の修業を経て29歳で独立。横浜市内で生花店を営む傍ら、いけばな作家としても活動し、22年には「いけばな大賞」で文部科学大臣賞を受賞した。
5月2日(土)から4日(月)に横浜市のパシフィコ横浜で開催される「横浜フラワー&ガーデンフェスティバル2026」では横浜市観光協会からの依頼でユリを160本使った作品を展示する。山で手にした木の根を見て、「観光協会は『花の港』を推している。こういう木を使って海っぽい表現もありかな」と語る。夏に行われる横浜華道協会の展覧会については「ここの材料だけで荒っぽい野性的な作品も面白いかも」とイメージを膨らませる。
来年3月に開幕する「2027年国際園芸博覧会(GREEN×EXPO 2027)」に逗子市代表として出展することも決まっている。
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