逗子・葉山 社会
公開日:2026.04.24
警官名乗る電話に注意
2025年の神奈川県内における特殊詐欺被害は2479件、被害総額135億4100万円で前年比480件増、68億8100万円増と急増した。逗子市も昨年は39件、1億1100万円で件数は前年比プラス18件とやはり大幅に増えた。葉山町は12件、3180万円で前年比プラス6件だった。
2026年4月1日から16歳以上の自転車交通違反に青切符(交通反則通告制度)が適用されることになった。悪質・危険な違反や指導警告を無視するなどした場合、反則金の対象となる。取り締まりが目的ではなく、あくまで交通事故を無くすための措置。改めて自分の身を守るために交通ルールの確認を。
警官名乗る電話に注意深刻な被害状況
葉山署管内では今年になり、警察官を騙る手口で約850万円を騙し取られる事件が1件発生。2024年には6件(約3640万円)、25年には12件(約3180万円)の被害が発生した。
一方、逗子署管内はさらに深刻だ。これまでに「オレオレ詐欺」や「預貯金詐欺」で2件、970万円の被害が報告されている。24年は21件で約1億3300万円、25年には39件で約1億1100万円もの被害を記録するなど、予断を許さない状況だ。
巧妙な手口と「新種」の脅威
最近、目立つのは警察官を装い、ビデオ通話のカメラ越しに偽の警察手帳を見せる手法だ。葉山署の本多俊雄生活安全課長は「警察がカメラ越しに手帳を見せることは絶対にない。焦らず一呼吸おき、『折り返し電話する』などの対応を。家族や職場の人など第三者を介することでも詐欺を見抜く確率は格段に上がる」と警鐘を鳴らす。
特殊詐欺というと高齢者が標的になるイメージだが、最近はSNS型投資詐欺やロマンス詐欺など、インターネット利用者であれば誰でも被害に合う危険性を持つ。「自分は大丈夫」という過信は禁物で、ネット上の顔の見えない相手には細心の注意が必要だ。
被害防止には物理的な対策も有効だ。逗子署の森田康道生活安全課長は、国際電話をブロックする無料サービスの活用や、NTTタウンページが提供する詐欺対策アプリの導入なども勧める。犯人からの電話を「受けない、信じない」環境づくりを、地域全体で進めていく必要がある。
ルール守って事故なくそう自転車違反に青切符
自転車は、幅広い年齢層が利用できる身近な交通手段である。しかし、社会全体で交通事故件数が減少傾向にある中、自転車関連事故は横ばいで推移しており、依然として厳しい状況が続いている。こうした背景を受け、警察は自転車による交通違反の指導を強化。その抑止策の柱として、2026年4月1日から「青切符(交通反則告知書)」による取り締まりが導入された。
逗子警察署管内における自転車事故件数は21年の37件から25年の22件へと減少傾向にあるが、依然として交通量の多い交差点での巻き込みや出合い頭の事故が後を絶たない。一方、葉山署管内では、21年の17件から23年に29件まで増加し、25年には22件となるなど、予断を許さない状況が続いている。
指導・警告が基本、悪質違反は即対象
新制度の運用について、逗子署の芦田倫夫交通課長は「原則として、まずは指導・警告が基本」と説明する。しかし、警告に従わない場合や、酒気帯び、踏切への立ち入り、走行中のスマートフォン使用(ながらスマホ)などは無警告で青切符の対象となる。二つ以上の違反が重なった場合も即対象となる。逆走、歩道通行といった、よく目にする違反には注意したい。芦田課長は「ヘルメット着用は努力義務だが、事故の際に頭部が致命傷になることを忘れないでほしい」と警鐘を鳴らす。
葉山署の村越将人交通課長も「思いやりと譲り合いの気持ちで安全運転を」と呼びかける。
ルール遵守は義務だが、何より大切なのは自他の命を守る意識だ。新制度の導入を、今一度自らの運転を見つめ直す機会としたい。
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