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公開日:2026.06.19
葉山町下山口地区 地域独自で広報紙創刊 町内会未加入者と連携を
葉山町下山口地区の町内会や氏子会など11団体からなる「下山口の地域福祉を考える会」。そのコアメンバーで構成される「下山気楽会」は、このほど地域の活動を独自にPRする広報紙「下山時間」を創刊した。新旧の住民が交わり、地域全体でつながるきっかけ作りが目的だ。将来的に自主防災や見守りといった、地域の安全・福祉活動の強化を目指す。
下山口町内会の澁谷清一会長(76)によれば、下山口地区は昨今の宅地開発により比較的若い世代の転入者が増えているという。全国平均よりも高齢化率(65歳以上の人口比率)が高い葉山町内において、2025年11月1日時点の下山口の高齢化率は29・9%で町内の字の中で一番低く、町全体の平均31・9%を2%下回る。全国的に少子化が進む中にあっても下山口の子ども会の会員は今年度70人に達するなど、町内でも特に若い世代が多いエリアだ。
地域が若返る一方で、新しい住民の町内会や地域活動への参加が少ないという課題が出てきた。町全体の町内会加入率は66・8%(26年4月1日時点)。葉山町社会福祉協議会の調査による地域ごとの加入率は長柄のイトーピア地区が約90%、葉桜地区が約70%、一色全体で約70%などとなっているが、下山口地区は町内会が把握する1000世帯のうち550世帯の加入で55%と群を抜いて低い。
そこで気楽会は、通常であれば地域の活動については町内会の回覧板で知らせる形だが、未加入の450世帯にも地区内で行われている様々な活動を知ってもらおうと、「下山時間」を創刊。26年度の行事予定を表にまとめ、25年度に行われた主な地域活動を写真と簡単な文章で紹介した。3月30日から4月18日の間で葉山町内の就労継続支援B型事業所「トントン工房」に依頼し、全戸配布を行った。
直接的な反響があったわけではないが、6月7日に下山口会館で行われた地域の祭り「下山祭」には例年に比べて若い親子連れの姿が多く見られたという。
年間で4回の発行を目標とするが、予算の関係もあり全戸配布は創刊号だけ。次回以降は回覧板のほか地区内11カ所の掲示板に張り出すとともに主要5カ所ではケースに入れ配布も予定。あわせて、より若い世代に関心を持ってもらえるようにSNSでの情報発信にも力を入れていく。
編集担当の袴田恭司さん(62)は「地域の活動に参加することで増える知り合いは財産になる。下山口に住んでいることを誇りに思えるようになってほしい」と、『下山時間』に込める熱い思いを語った。
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