時宗総本山遊行寺(西富)の宝物館の改装工事が完了し、10月10日にリニューアルオープンした。
改装工事は今年2月から行われ、主に建物の外装部分の改修を目的として行われたもの。屋内ではエントランス部分の改良や、より美術品展示に適した照明設備に入れ替えるなどの工事も実施された。
リニューアルを記念し、所蔵する国宝絵巻物「一遍聖絵」全巻全段を一斉公開する特別展が12月14日(月)まで開かれている。同館と県立博物館、県立金沢文庫、東京国立博物館の4館が協力し、公開する巻を分けながら並行して展示を行う。
遊行寺宝物館の遠山元浩館長は、「一遍聖絵の全巻全段を一度に見られる、おそらく最初で最後の機会。ぜひ多くの人に足を運んでもらえれば」と語った。
同館は、同寺の資財や芸術品の保管施設として1977年に開館。仏教美術を中心とした絵画や書、工芸品のほか、時宗に関する中世・近世の文書などが収められている。所蔵点数は国宝1点、重要文化財6点など約2万点。
問い合わせは同寺【電話】0466・22・2063へ。
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