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江の島花火大会 今年中止 駅舎改修で安全確保困難

社会

掲載号:2019年5月17日号

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約3千発が夜空を彩るふじさわ江の島花火大会(写真は2016年)
約3千発が夜空を彩るふじさわ江の島花火大会(写真は2016年)

 毎年秋の風物詩として親しまれている「ふじさわ江の島花火大会」について、市や市観光協会などからなる実行委は8日、今年の開催を中止すると発表した。最寄りの小田急線片瀬江ノ島駅の改修工事やラグビーワールドカップ開催の影響で来場者の安全確保が困難になったことが要因。中止は今年限りの措置で、来年以降は改めて開催を検討するとしている。

     ◇ 

 片瀬江ノ島駅は来年の東京五輪セーリングヨット競技を前に現在駅舎を改修しており、昨年まで8口あった改札口が実質4口に半減。加えて駅構内や駅前広場も工事でスペースが限られている。

 同実行委によると、開催日を例年の10月第3土曜日から平日に変更することも検討したが、通勤通学の時間帯と重なることもあり、臨時便の増発が限られる。さらに今年は、横浜市で開催されるラグビーW杯と期間が重なっており、十分な警備人員の確保が見通せないという。

 駅舎は来年5月の完成を目指しており、来年以降について同実行委は「改修後、人の流動性を加味しながら開催を検討したい」と説明。地元経済や観光への影響もあることから、開催に向けて鉄道事業者や商業者ら関係団体と協議を進める。

 同花火大会は混雑緩和などを目的に2012年から開催時期を夏から秋に変更。夜空に大輪を咲かせる2尺玉が名物で、昨年は12年の倍近い8万5千人が訪れている。

 ただ秋の風物詩として定着し来場者が増加している一方で、ここ数年来は会場周辺の混雑が課題だった。昨年は打ち上げ開始直後に雨が降ったこともあり、最寄りの片瀬江ノ島駅が人の行き帰りで混乱。砂浜にごみが散乱するなどの問題もあり、対応が迫られていた。

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