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公開日:2026.06.19

藤沢市内海水浴場 日本一安全なビーチへ 防犯カメラ増、発信機貸し出し

  • 防犯カメラ(上・昨年)と発信機(下・同社提供)

    防犯カメラ(上・昨年)と発信機(下・同社提供)

 片瀬東浜、片瀬西浜・鵠沼、辻堂の藤沢市内3海水浴場は今夏、海水浴客らの安全対策を強化する。海の家などに設置する防犯カメラを増やし、位置情報が分かる発信機付きライフジャケットを無償で貸し出す実証実験を開始する。海開きを前にした各組合の関係者は「日本一安全なビーチ」を目指し、準備を進めている。

死角なくし犯罪抑止 

 防犯カメラは昨年、片瀬西浜・鵠沼海水浴場に新たに設置された。地方自治体へ防犯カメラを提供する団体、(一社)日本セキュリティ振興協会が協力。撮影された映像はスマートフォンの専用アプリでリアルタイムに確認できる仕組みで、これまで死角となっていた箇所が映し出された。

 江の島海水浴場協同組合によると、置き引きなどの問い合わせは一昨年と比べて4分の1ほど減り、犯罪やトラブルの抑止につながったという。

 これらを踏まえ、今夏は片瀬西浜・鵠沼海水浴場の7台に加え、片瀬東浜に5台、辻堂に1台が追加で設置される。

位置確認で水難対策

 遊泳者が沖に流された場合、GPSデータからパソコンなどで居場所を特定できる発信機付きライフジャケットも導入する。ベンチャー企業のAUTHENTIC JAPAN(株)(福岡県)が開発した捜索サービスを活用。登山やアウトドアの捜索支援で実績をもつサービス「ココヘリ」を水難対策用「ココヘリマリン」として応用した。県内の海水浴場では初めての取り組みで、有効性や課題などを検証する。

 異常を察知した家族や関係者からの迅速な通報につなげる他、海だけでなく陸にいる迷子にも対応する。加えて、第三管区海上保安本部(横浜)と「救助効率向上に関する協定」も締結しており、万が一の事態には海上保安庁との密接な連携のもと、速やかな救助体制が整えられている。

 無償貸し出しの主な対象は、子どもや高齢者。片瀬東浜と片瀬西浜・鵠沼に各20着、辻堂に10着を用意し、希望者は各組合事務所で所定の手続きを行う。

 昨夏の海水浴客数は約178万人で5年連続で増え、コロナ禍前の2019年約155万人を超えたことに触れた上で、江の島海水浴場協同組合の栗原義忠理事長は「子どもから高齢者まで、自由に歩き回れる海水浴場にしたい」と話す。

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