藤沢 スポーツ
公開日:2022.03.04
全国大会中止乗り越え
空手女子5人、気迫の稽古
静寂の道場に小気味よい衣擦れの音。師範の声に合わせ素早く、力強く技が繰り出されていく。
市内に拠点を置く空手道場拳勝館本部(本町)・西湘(辻堂神台)の女子5人は、団体や個人で今年2月の全国大会の切符を手に入れていた。しかしコロナ禍で大会は中止。一時は悔し涙を流したが、次の目標に向け稽古に励んでいる。
中止が決まった時の思いを団体形、個人形の部で出場が決まっていた小泉琶菜さん(12)は「3人で頑張ってきたから、3人でつらかった」と振り返る。それはチームメイトの村田詠実さん(11)、琶菜さんの妹の萄子さん(10)も同じ。琶菜さんは1学年上のため、2学年1部門の団体形は2年に1回の挑戦。2年分の思いを込めての大会でもあり、「みんなで泣いた」と話す。
個人形で出場が決まっていた石山ゆいさん(11)、川田麻稀さん(8)も同様。抗いがたい状況に「悔しかった」と話す。
だが、下を向いてはいられない。木村研治師範も激戦区神奈川、関東を勝ち抜いた子どもたちの努力をみていただけに、無念の思いがある。「この悔しさは、いつも支えてくれているお父さんお母さんもみんなも同じ。みんなのために笑顔になろう」と前を向かせた。
あれから1カ月足らず。琶菜さんは3月で卒業。中学でも続けるが、3人団体で出場できるのは2人が中学生になってから。しかし「3人で絶対に大会に出る」と固く誓う。石山さん、川田さんも「次の大会で頑張る」と意気込む。5人の演武に迷いはない。
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