藤沢 社会
公開日:2022.05.20
上村町内会 住民が意見交換
"近助"まずは立ち話から
災害時、命を守る行動や避難所での役割分担について、近所の住人同士で話し合う試みが14日、鵠沼神明の上村(かむら)町内会で開かれた。同町内会17組が独自に実施。自主参加ながら10世帯の住民が参加し、日頃の防災への意識を高め合った。
「皆さん、大雨が降ったら一番危険な場所はどこだか分かりますか」。小雨が降る中、組長の内藤繁さん(83)が声を張り上げた。「正解はマンホール。自宅ならトイレに注意が必要。水が逆流する可能性がある」
テーマは自助、共助、公助のすきまとして想定する"近助"の大切さ。まずは立ち話で意見交換しようと初企画した。この日は藤沢市が全戸配布する「ふじさわ防災ナビ」をもとに、危険箇所や避難経路について情報を共有。避難所生活についても話し合った。
内藤さんは「実際の避難所では職員はてんてこ舞い。我々も"お客様"ではなく、自分たちの役割を果たす必要がある」と強調。日頃から防災ナビの情報を確認し、いざというときに備える大切さを指摘した。
参加した50代の女性は「ご近所で議論できる有意義な機会。避難経路や避難所について改めて考えたい」と話した。
今年度は数回同様の話し合いを実施する予定といい、内藤さんは「『向こう三軒両隣』の意識が薄れる中、"近くの他人"であるご近所さんと意識を共有することが大切だ」と語った。
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