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藤沢 教育

公開日:2026.03.27

実践で育む「持続可能な未来」
湘南学園、15年一貫のESD公開

  • 実践報告をする中学高校の教員

    実践報告をする中学高校の教員

 持続可能な開発のための教育(ESD)や探究学習の成果を共有し、学校間の連携強化などを目指す「第5回ユネスコスクール神奈川大会」が20日、湘南学園(鵠沼松が岡)で開かれた。昨年6月、ESDに取り組むユネスコスクールに幼小中高15年一貫して加盟校となった同校。市内外の教育関係者らが、各校の実践報告に耳を傾けた。

 湘南学園は幼稚園、小学校、中学高校の担当がそれぞれ発表した。

 幼稚園では、園児が育てたもやしを調理、食べる経験を通じ、苦手な野菜への関心や自信を育んだ。また鵠沼海岸で行った地引き網では、網にかかった魚の死を目の当たりにし、「かわいそう」といった共感から命の尊さを学んだ。

 小学校では、児童が「大人は狂っている、世界は狂っている」という言葉を口にしたところから授業をスタートした。その理由を聞くと「大人は石油など、おもちゃの取り合いみたいに戦争している」といい、31人中30人が「世界は変わらない」と悲観。「子どもたちの心に平和の砦を築きたい」と教員は、「理想のまちとは」という問いを投げかけた。児童は観光客が増え、問題となっている湘南の「海ごみ」「食品ロス」「平和・異文化」の3つの視点で深掘り。レストランのシェフや製薬会社の専門家らを招き、具体的な行動を検討。大人と子どもが真剣勝負するごみ拾い大会や、残飯を減らす呼びかけ、食品ロスになり得る食材での新メニュー開発、それらを多言語でかき出し表現するなど、形に残る成果を上げた。

 中学高校では、新入生向けの「ESDガイダンス」を説明した。人と人との距離の取り方などに触れ、「対話で解決できないものはない」という信念の下、生徒も教員も一人の人間として対等に向き合い、失敗を恐れず挑戦する環境づくりを強調。参加者は皆、拍手で称賛した。

 その他、改訂された「ユネスコ教育勧告」を体験するワークショップなども行われた。

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