12月16日の衆議院選挙に向けて、神奈川4区(横浜市栄区・鎌倉市・逗子市・葉山町)では、前職の浅尾慶一郎氏(48・みんな)をはじめ、4区初挑戦の山本朋広氏(37・自民)他、計4人が立候補する見通しだ(11月21日現在)。
長島氏は不出馬
2009年の衆院選で4区から選出された民主党の長島一由前衆院議員が11月21日に、正式に不出馬を表明。民主党県連本部は、空白区を作らないためにも、急きょ、横浜市議=西区選出=の荻原隆宏氏(42)を擁立する方針を固めた。
また、幸福実現党から4区に立候補を予定していた彦川太志氏(27)は、比例区単独での挑戦となった。
4区から立候補の意向を表明しているのは、みんなの党政策調査会長の浅尾氏と自民党4区支部長で元職の山本氏、共産党の新人・加藤勝広氏(68)。民主党からは横浜市議の荻原氏が立候補見込み。
予定者の顔ぶれ
参院議員2期目だった浅尾氏は、前回衆院選に民主党を離党して初挑戦。小選挙区では苦杯を喫したものの比例区で復活、衆院選初当選を果たした。参院時代から4区で精力的に活動、選挙区での知名度を武器に選挙に臨む。
挑戦する山本氏は、「小泉旋風」が吹いた05年選挙に地元の京都府2区で出馬、比例区(近畿ブロック)で初当選。09年の政権交代選挙で落選、11年1月に神奈川4区支部長に就任した。4区では初めての選挙戦となる。
民主党の荻原氏は、同党の島津尚純衆院議員秘書や会社員を経て、07年の横浜市議選で同市西区から出馬、初当選。現在2期目を務める。国政選挙には初めての挑戦となる。
共産党新人の加藤氏は(株)長崎屋・日本電信電話公社鎌倉報話局・NTT東日本神奈川支店などの勤務を経て、現在、同党西南地区栄区委員会副委員長を務めている。4区から衆議院の議席確保を狙う。
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