神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
鎌倉版 公開:2020年12月18日 エリアトップへ

『ぼくの鎌倉散歩』 酒と自由、鎌倉を愛した詩人 田村隆一 著港の人 1,600円(税別)

文化

公開:2020年12月18日

  • X
  • LINE
  • hatena

 鎌倉を終の棲家とし、街を愛し、創作活動を続けた詩人・田村隆一(1923―98)の作品を収めた『ぼくの鎌倉散歩』が11月27日、港の人から出版された。

 田村は、第一詩集『四千の日と夜』で鮮烈なデビューを飾り、「荒地派」の中心的存在として戦後の現代詩をけん引。鎌倉へ転居後は、材木座、稲村ガ崎、二階堂と居を移しながら、75歳で亡くなる直前に発行された『1999』に至るまで、生涯にわたり詩作を続け、評論や随筆、翻訳なども数多く手がけた。

 作品だけでなく、酒や銭湯を愛し、自由を実践するひょうひょうとした生き様やファッションブランドのモデルを務めるほどの風貌でも広く人気を集めた田村。

 本書では、詩人ならではの視点と言葉で表現した「鎌倉」を感じられる詩21点とエッセイ12点の計33点が紹介されている。

 また、「滑川」や「亀が淵」など、作品に登場する地名とページを照らし合わせた簡易地図つきで、本書を手に散策し、詩人の感じた風景を楽しむこともできる。モデル然としたモノクロポートレートも収録。

 市内書店等で販売中。

鎌倉版のローカルニュース最新6

五輪のレガシー、鎌倉へ

五輪のレガシー、鎌倉へ

あさがおプロジェクト

4月25日

「モノレール車内に不審者」

「モノレール車内に不審者」

営業列車で初の対応訓練

4月24日

生誕90年、妻が語る小説家井上ひさし

鎌倉とサーフカルチャー

鎌倉とサーフカルチャー

27日〜5日 展示や講演会

4月21日

初心者向けスマホ講座

初心者向けスマホ講座

大船で5月2日

4月20日

鎌倉山かるた会 大会で躍進中

あっとほーむデスク

  • 4月22日0:00更新

  • 8月20日0:00更新

  • 7月16日0:00更新

鎌倉版のあっとほーむデスク一覧へ

コラム一覧へ

鎌倉版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月25日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook