鎌倉 社会
公開日:2026.07.03
ぶらり ご近所商店街 Vol.11 江ノ電が走る、心温かな街守る 腰越協栄会 石井 章嗣さん
江ノ電がゆっくり路面電車のように走り、その先の海へと続く「電車通り」周辺に広がる商店街――。石井章嗣さんは今年4月、腰越協栄会の第13代会長に就いた。米や灯油、園芸用品などを扱う石井商店の4代目として商店街の変遷、加盟店の減少を目の当たりにしてきた石井さんは、「それでも(商店街として)今が一番、力強いかな」とまっすぐ前を向く。
1947年に設立された腰越協栄会は、かつては7軒の米屋、6軒の酒屋があるなど、周辺地域の生活を支えていたという。その後、次第に老舗が姿を消し、10年前に80店あった加盟店も、今ではその6割ほどに。高齢化などもあり、イベント運営への課題も挙げられるようになった。
そんな中、活動を共にしたのが、腰越を好きな人が集まり、花火大会の開催やマップ「腰越街歩き」づくり、情報発信等を行っていた「チーム腰越」。東京からの移住者ら10人程が中心となり「腰越愛」をかたちにする行動力は、「新しいものを取り入れたかった」(石井さん)という商店街の方向性とも合致した。「反対意見もあったけれど、こうと決まれば一体となれるんだ」
それからもシャッターアートを企画したり、マップの改訂版を作成したりと活性への取組みは続く。「今後も新しい提案、大歓迎」。理解力、柔軟性こそが推進力となっている。
「人の心は皆温かく、普段はのんびり、まったり。でも、いざ祭りとなると血気盛ん」。地域の雰囲気をそう表現する石井さん。結束力を街の元気につなげていきたいといい、「その街を守る存在として、腰越協栄会があればいいね」。
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