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公開日:2026.07.17
清泉女学院音楽部 合唱選手権で世界一 ポーランドで平和の祈り響かせ
清泉女学院高校(鎌倉市城廻)の音楽部が、6月14日にポーランド・クラクフで開催された世界合唱選手権大会「WCC(ワールドコーラルチャンピオンシップ)」に出場し、グランプリを獲得した。同大会への日本の団体の出場、および優勝は今回が初めて。
WCCは、昨年、イタリア、ポーランド、台北、日本(東京)で開催された4つの国際合唱コンクールの優勝団体が集い、競い合う大会。同部は、昨年7月に開催された東京大会で優勝し、出場権を獲得していた。
30分間のステージでは、被爆2世の作曲家・信長貴富さんが手がけた平和を祈る楽曲など、7曲が披露された。
佐藤美紀子特別顧問は、「アウシュビッツを有するポーランドで、戦争の悲劇と平和を祈る鐘の音を歌うことが目的の一つだった」と選曲の意図を明かす。
審査員からは、ルネッサンス期の楽曲から日本の民謡、宗教曲、そして現代曲まで、時代やジャンルに応じた発声や表現の多様性に加え、同部の特徴である響きの美しさが高く評価され、グランプリに選出された。
アウシュビッツでの学びと成長
今回の遠征では、アウシュビッツ強制収容所跡地や、第二次世界大戦で破壊された後に復元されたワルシャワの歴史を学ぶことも目的の一つとされていた。
見学後、生徒たちは現地の教会での献歌やコンサートでも、平和への祈りを込めた合唱曲を披露。曲に込められた意図がダイレクトに伝わり、演奏後には聴衆からスタンディングオベーションを受けた。
佐藤顧問は「音楽的な技術だけでなく、平和を祈る気持ちや、他国の参加者と交流する姿勢など、生徒たちの人間的な成長が実を結んだ遠征となった」と振り返る。
遠征に参加した3年生部員は、帰国後すぐに卒団し、現在は学業に専念している。それまで部長を務めたきた平山咲葵(さつき)さん(18)は「自分を表現する力を身に付けることができた。この経験を今後に生かしたい」と話し、練習責任者の吉村梨沙さん(18)は「仲間と協力して一つの目標に向かって取り組む大切さを学んだ。これからも周囲の人との繋がりを大切にしたい」と語った。
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