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公開日:2020.12.18

鎌倉インテル
深沢にグラウンド整備へ
来春開設目指しCF開始

  • プロジェクトを説明する吉田GM(左)と堀米理事

 鎌倉を拠点に活動するサッカークラブ鎌倉インターナショナルFC(鎌倉インテル)は12月10日、鎌倉商工会議所で記者会見を開き、市内初となる人口芝グラウンドを建設するプロジェクトを発表した。グラウンドは来春完成予定で、誰でも利用できる「市民オープン型」となる。チームの強化とともに、地域コミュニティやスポーツ文化発信の拠点としたい考え。クラウドファンディングもスタートした。

 3年前の発足から専用の練習施設がないインテルにとって、グラウンドの整備は悲願だった。

 そうしたなか、深沢地域整備事業用地の一部を市による本格的なまちづくりが始まる2024年度までの期間限定で「暫定利用」できるめどが立ち、今回のプロジェクトが実現へと動き出したという。

 今後は市への開発申請や地権者との契約を経て2月頃から工事を始め、4月中旬頃の開業を予定。約1万平方メートルの土地に公式戦等も開催できる約7500平方メートルのグラウンドを整備する。同クラブの練習拠点としてだけでなく、各種スポーツ、イベント会場などとして一般の人も利用可能になる。

 公的資金などは入らない民間プロジェクトのため、利用料などで初期投資を回収する見込みとなっている。

 事業主体となる(一社)鎌倉スポーツコミッションの堀米剛理事は「地域の人が気軽に集まれるコミュニティスペースの機能も持たせて、これまで機会がなかった人にもスポーツを文化として広げていきたい」と話す。将来的にはインテルがJリーグ入りの際に必要となる、専用スタジアム建設への弾みにもしたい考えだ。

 建設費は約1億円。そのうち3000万円を目標とするクラウドファンディングが同日午後11時59分からスタートしており、支援者が芝生1平方メートルずつの「オーナー」になれるなど、ユニークな特典が用意されている。期間は来年2月23日まで。詳細は同クラブホームページで。

20日昇格決定戦

 今季は神奈川県社会人リーグ2部を戦うインテル。1部昇格をかけた決定戦が12月20日(日)、保土ヶ谷公園サッカー場で行われる。対戦相手はFCグラシア相模原。

 試合は午前11時5分キックオフ。感染症対策として無観客で行われるため、ライブ配信を予定している。

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