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野村総合研究所跡地 宝飾美術館計画が頓挫 事業者が辞退届提出

社会

掲載号:2021年3月5日号

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アルビオン社が提案した宝飾美術館のイメージ図
アルビオン社が提案した宝飾美術館のイメージ図

 鎌倉市は3月1日、野村総合研究所跡地(梶原4丁目)の利活用について、昨年10月に決定した優先交渉権者から辞退の申し出があった、と発表した。今後は次点だった事業者との協議を進める、とする。

 野村総合研究所跡地は、市内梶原4丁目にある約17・5万平方メートルの土地。日本初の本格的な民間シンクタンクとして創業した野村総合研究所が、1965年から87年まで本社所在地としていた。

 2002年に市に土地と建物が寄贈され、博物館、美術館などの文化施設の整備が検討されたほか、ごみ焼却施設の候補地ともなったが、長く具体的な活用方法が決まっていなかった。

 市は昨年、用地の利活用に関する公募型プロポーザルを実施。10月には、アルビオンアート(株)(福岡県)が優先交渉権者に選ばれた。

 同社が提案したのは、宝飾の美術館・研究所を中心とした複合施設としての活用。高さ19・9m(地上4階・地下1階)、延べ床面積約5700平方メートルの複合施設を中心として、文化芸術振興や市民の雇用促進、地域コミュニティとの連携を目指す、としていた。

 当初は昨年中にも基本協定を締結する予定だったが交渉は長引き、2月24日には「コロナウイルスの影響が想定以上に拡大・長期化した影響で出資者の確保が困難になった」として、同社から辞退届けが提出された。

 市は今後、選定で次点だった(株)アイネット(横浜市)と交渉を進める、とする。同社の意向について「現時点で回答は受け取っていない」とした。(3月3日起稿)

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