8月4日〜24日の21日間に発表された鎌倉市内の新型コロナウイルス陽性判明者は、10歳未満から90代の男女496人で、累計1774人となった。過去最多だった7月の感染者数347人を8月は16日時点で上回るなど、感染拡大が止まらない。 (25日起稿)
496人のうち、472人が軽症、19人が無症状、5人が中等症。50代以下が91・6%を占めている。1週間あたりの感染者数は、4日〜10日は154人、翌週は175人、翌々週は167人=左図=で、2度目の緊急事態宣言が発令された今年1月上旬の80人前後を大きく上回る。
神奈川県と鎌倉市は、8月4日から24日までに県立学校勤務の教員、市立学校に通う児童・生徒、教職員合計7人の感染を発表した。
内訳は、10歳未満の女性が1人、10代男性が2人、10代女性が2人、20代女性(市内在住)が1人、50代女性(市外在住)が1人。感染可能期間に接触した教職員は自宅待機となっている。
また、6日から23日までに市職員、保育士、消防職員合計8人(市内在住者3人)の感染が判明したと発表した。
保育士を除いた各職員に市民の濃厚接触者はおらず、感染可能期間に接触した職員は自宅待機としている。保育士と接触があった人は、すでに検査済みで陰性だった。各施設等は消毒済み。
1回目の予約対象年齢縮小
市によれば、ワクチンを接種した市民は、市の集団接種(21日まで)では1回目は7万3645人(45・5%)、2回目は5万4002人(33・4%)。国の大規模接種や職域接種などを含める(22日まで)と接種割合は1回目が52・4%、2回目は37・4%=下表。
接種予約について市は、予約済みの人の2回目の接種を順次開始するため、今後1回目の新規予約の対象年齢枠を縮小して受け付け、9月上旬から新規予約の対象年齢を拡大する見込み。