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「放下(ほうげ)小説佐橋ノ荘」を上梓した 横村 出(いずる)さん 由比ガ浜在住 59歳

掲載号:2021年9月24日号

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記者の鋭い目で描く

 ○…「フィクション、ノンフィクションの壁を打ち破るのが大変だった」。これまで新聞記者としてノンフィクション作品を手掛けたこともあるが、小説というフィクションを書くのは初めて。「しかし、嘘は書いてません」ときっぱり。資料を探し、細部まで読み解く。特に解説が加えられるなどの加工されていない一次資料・原典にあたるのは記者時代に叩き込まれた習慣。

 ○…新潟県柏崎市出身。「やんちゃな子供だったな」と振り返る。遊び場は海や山。夏休みには日焼けで真っ黒になるまで遊んだ。読書も好きで街の図書館に通い、小学校高学年の時には「この図書館にもう読む本はない」と思えるほど、本を読み漁った。ルパンや明智小五郎のほか理科、化学、地理など好奇心は無限に広がった。

 ○…大学院を卒業後、新聞記者に。地方で記者のイロハを学んだのち、海外特派員の道を選んだ。派遣先はベルリン崩壊、ロシア誕生など激動するロシア、中東、中央アジアを選んだ。内戦が続きテロが頻発する中で、一番つらかったのは「人の生き死にを、何もせずに見続ける」ことだった。「惨状に立ち会いながらも、僕は医者でも何でもない。ジャーナリストとして、ただただ冷静になって、ペンを走らせるだけ。何もできないということは拷問のようだった」

 ○…12年前、「海のある生活」を求めて、鎌倉へ越してきた。現在は、大学で講師を務めながら、雑誌などに連載を書く。生活のリズムは散歩。海、川、山へと、気ままに歩を進める。「子供のころの影響かな。海をぼーっと見ていると、アイデアが浮かんでくる」と笑う。次の小説も歴史ものを想定。また取材と執筆の楽しく、苦しい生活が始まる。

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