鎌倉 スポーツ人物風土記
公開日:2022.09.30
競泳でインターハイ、JOCジュニアオリンピックカップ、国体を制した
野井 珠稀さん
御成町在住 17歳
積み上げる成長
○...とちぎ国体の競泳・少年女子A400m個人メドレー決勝(9月18日)、最後のターンを終えて残すは50m-。体1つ前を行くライバルを、得意の自由形で猛追。息継ぎの先に見えるは神奈川の応援団。その声援を力に、「感謝の思いを込めて泳ぎました」と逆転優勝を飾った。高校ではコロナ禍で無観客試合が続いたが、有観客に切り替わった国体では会場にいた両親にも雄姿を届けることができた。
○...湘南工科大付属高3年生は、夏からノッている。8月のインターハイを4分44秒17の自己ベストで制すと、続くJOCジュニアオリンピックカップも記録を4分43秒60に伸ばし頂点に。さらに国体も、優勝タイムは4分42秒48と泳ぐたびにベストを連発する。「ベストを出すとご褒美がある」とうれしそうに語る17歳。聞けば、千疋屋のフルーツポンチを家族からプレゼントされると言い、最近は立て続けにゲット。「おいしかった」とおどけて見せた。
○...姉に倣い、5歳から泳ぎ始めた。「平泳ぎで全国に行けても、戦うことはできない」と、小学4年で個人メドレーに挑戦。バタフライ、背泳ぎ、平泳ぎ、自由形の4種の泳力が求められる種目だが、「メドレーの方が自分に合っていた」とその年の全国大会を制した。大きな目標を口にするタイプではない。しかし、朝夕合わせて「週9回」という練習と、毎日の反省を記録して振り返る緻密さが、実力を底上げしている。
○...オフはピアノや日帰り温泉で気分転換。そして再びプールへ。「水泳は自分との闘い。練習ばかりだけど、その分成長を感じられる」と魅力を語る。大学でも競技を続ける予定で、「お世話になった人たちに喜んでもらいたい」。さらなる成長を見せるつもりだ。
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