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鎌倉版 公開:2022年10月28日 エリアトップへ

(一社)エシカル協会代表理事で、鎌倉市エシカル消費推進アドバイザーを務める 末吉 里花さん 市内在住 46歳

公開:2022年10月28日

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日々の選択が未来をつくる

 ○…7年前、国内で初めて「エシカル」と冠した団体、一般社団法人エシカル協会を仲間と設立。人や地球環境、社会、地域に配慮した考え方や行動を指す「エシカル消費」の普及・啓発に取り組む。「横文字で難しく聞こえるけれど、昔からの『お互いさま』『もったいない』『思いやり』の精神性に似ていると考えてもらえたら」

 ○…ニューヨークで生まれ、大学進学まで鎌倉と海外を数年ごとに行き来した。大学でミス慶應に選ばれるも芸能活動をするつもりはなく、スカウトは断り続けた。だが卒業後、セント・フォースからシネマ番組のオーディションの打診が。「名だたる監督や俳優にインタビューする」という、映画好きにはたまらない話でつい飛びついてしまったと振り返る。

 ○…その後『世界ふしぎ発見!』のミステリーハンターとして、海外を飛び回る中で転機が訪れた。2004年、温暖化でとけ続けているキリマンジャロ頂上の氷河を目の当たりにし、人間の影響の大きさに衝撃を受けた。「日本の影響もあるかもしれない」。今後の人生を環境活動に捧ぐと決意した瞬間だった。

 ○…昨年、鎌倉市エシカル消費推進アドバイザーに就任。「量り売りやフェアトレードの商品の購入だけでなく、家族から譲り受けたものを大切にするとか、お金をかけずにできることもある」。中学生の国語の教科書にもエシカルについて執筆し、「子どもたちはもう知り始めてくれている。大人もぜひ実践を」と期待を込める。一方で「私でも100%は無理。持続が大切」とも話す。生活の中で消費する物やエネルギーは、誰がどこでどう作ったのか―。「まずはその背景に意識を向けてみてほしい」。日々の選択が良い未来をつくると信じて。

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