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茅ヶ崎・寒川 経済

公開日:2022.03.25

主婦の目線で発展支える
(有)北村水産 取締役北村公子さん

  • 主婦の目線で発展支える (写真1)

  • 最近の趣味は風景写真

    最近の趣味は風景写真

 干物や釜揚げシラスの店として知られる北村水産(柳島海岸)。漁業専業からの転換とその後の発展を、夫の格さんとともに支えてきた。



 地元で大正時代末から定置網漁を営んでいた北村家。漁師の高齢化が進んだことなどもあり、約30年前に少人数でも行えるシラス巻網漁へと移行することを決めた。



 獲れたシラスを加工することで付加価値をつけるため、作業場を兼ねた店舗をオープンさせたのは1990年。その際、夫から「店を手伝ってほしい」と言われたことが、経営に携わるきっかけとなった。「24歳で結婚してから子育てに専念していたので、ほとんど社会経験がなかった」という。



 しかし商品のレイアウトや価格設定など、店づくりでは主婦の目線をフルに活用。またPTAを通じて知り合った地域の友人たちがパート社員などとして活躍した。



 「最初はお客様が来るか不安だった」というが、店の前でシラスを加工していると、物珍しさもあり県内外から人が訪れるようになった。98年に現在の場所に店舗を開設。2000年には姉妹店の快飛がオープンするなど、シラスブームをけん引する存在として知られてきた。



 「何も分からないまま経営の世界に飛び込んで大変なこともありましたが、主婦をしているだけではできない体験ができ、人とのつながりができた。充実していましたね」と振り返る。



 事業は息子たちの代へと引き継ぐタイミングを迎えている。「守りに入ることなく、いいと思ったことにはどんどん挑戦してほしい」とエールを送った。

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