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茅ヶ崎・寒川 トップニュース社会

公開日:2026.06.26

茅ヶ崎市 自然環境の「今」まとまる 第4回評価調査の概要公表

  • 調査の様子=提供

    調査の様子=提供

  • 概要報告の表紙

    概要報告の表紙

  • 水辺指標種のツリフネソウ=提供

    水辺指標種のツリフネソウ=提供

 茅ヶ崎市は6月9日、「自然環境評価調査」の概要報告を公表した。市内に残る自然環境の現状を把握することで、保全・再生に向けた基礎資料とすることを目的として、2003年度から定期的に行われているもの。4回目となる今回は100人を超える市民調査員も参加した。

 調査はおおむね5年ごとに実施されており、今回は23年度から25年度にかけて行われた。

 大きな特徴は「茅ヶ崎の自然環境を特徴づけ、豊かな自然環境に見られる代表的な種」を「指標種」としてあらかじめ選定していること。そのうえで陸域は4つ(樹林、草地、水辺、海岸)、水域は2つ(主要河川、細流)の環境に分けて、それぞれの指標種の生育状況や発見された位置などを調査している。

 また市民との協働も特徴で、今回は小学生から高齢者まで過去最多となる111人が参加した。

指標種増加の地区も

 調査が実施されたのは「特に重要度の高い自然環境を有する地域」に位置付けられた柳谷、清水谷、赤羽根十三図、長谷、行谷、柳島、平太夫新田の7地区に、城之腰、汐見台を加えた計9地区。

 全体の傾向として、確認された指標種の総数は概ね横ばいで推移しているものの、草地の指標種の確認地点が減少傾向にあることが分かった。

 また、行谷のタイコウチ、マルタニシのほか、清水谷のホトケドジョウなど、市域から絶滅した可能性が高まった種が複数あったという。

 一方、赤羽根十三図地区では前回は確認されなかったトンボの一種「ミヤマアカネ」が発見されるなど、指標種の確認数が増加した。ここでは、市民ボランティアによる保全管理が行われているうえ、隣接するゴルフ場でも環境管理が実施されており「相乗効果」が現れていると推測される。

 概要報告は市ウェブサイトで公開されているほか、市役所市政情報コーナー、博物館、図書館に配架されている。

 今後はデータを「茅ヶ崎市みどりの基本計画 生物多様性ちがさき戦略」の改定や、自然環境の保全・再生に向けた基礎資料とする方針。市景観みどり課では「調査の成果を多くの人に知ってもらい、身近な自然への理解を深めてもらえたら」と話している。

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