寒川を含む県内各地の「方言のアクセント」をまとめた、珍しいジャンルの1冊が完成した。著者は横浜隼人高校で国語科の非常勤講師を勤める坂本薫さん(36)。「神奈川県の方言アクセント 小田原から横須賀まで」(発行/春風社)には、寒川のほか小田原市や二宮町、三浦市など県内6地域の調査を収録。様々な語例をもとに分類し、各地域特有の様相や変遷を紹介している。
寒川での調査では文書館や教育委員会などが方言を話せる町民2人を紹介。その後坂本さんは寒川を繰り返し訪れ、時間をかけて単語や例文などを読んでもらい、録音もして分析した。
坂本さんによれば「方言はシチュエーションによって活用なども様々。奥深い世界で、まだ道半ばです」。同著は250頁、3700円(税抜)。アマゾンなどのオンラインストアや書店での注文で購入可。
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