平塚・大磯・二宮・中井 人物風土記
公開日：2024.05.30
平塚市合唱連盟理事長で「ひらつか七夕コンサート」の実行委員長を務める
兵頭 英明さん
中里在住 73歳
音楽で人生を奏でる
○…「音楽は当たり前の存在であり、感激して涙できるもの。感動こそが人生」と語る。19団体、約２７０人の会員が所属する平塚合唱連盟の理事長として様々なイベントを手掛けている。今年で就任して３年目。７月７日（日）には平塚市中央公民館で「ひらつか七夕コンサート」を開催する。実行委員長を務め、音楽の聴く楽しさと歌う楽しさを伝えるために力をいれる。自身も４つの合唱団に所属し、「時間があるときには楽譜を見直したい」と音楽好きな一面を覗かせる。
○…中里出身。オルガン奏者の父とピアノの講師を母にもつ音楽一家のサラブレッド。学生時代はブラスバンド部として楽器に触れる青春を過ごした。東京理科大学に進学したのち、損保関係の仕事に就く。会社の屋上でテナーサックスを吹くなど、社会人になっても音楽がいつも近くにある生活を送る。「仕事の研修でアメリカに行った時に、仲間とともに音楽を披露したら現地の人が音に合わせて踊ってくれた」と懐かしむ。音楽を楽しむその姿勢が人との仲を築き上げてきた。
○…毎朝小学生の登校見守りをするのが日課。コロナ禍でできることをという思いから始めた。「最初の頃はほとんどあいさつは返ってこなかった。３年目の今ではほとんどの子どもたちから、『おはよう』という声や『いってきます』の声が聞こえる。ハイタッチをすることも」とほほ笑む。町内会のゴミの整理など地域の活動には積極的に参加。奉仕を楽しむ気持ちは人一倍だ。
○…２０２２年から始めたこども合唱教室に尽力。第２、第４土曜日に青少年会館で開催している。「高齢化も伴って合唱団体も人員も減ってきている。少しでも子どもたちが合唱に興味をいだいてくれたら」
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