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平塚・大磯・二宮・中井 文化

公開日:2026.07.03

湘南ひらつか七夕まつりをつなぐ 紅谷パールロード商店街 アートの力で若者と「つなぐ」 イラストレーターの作品飾る

  • アートの力で若者と「つなぐ」 (写真1)

  • 谷地さん(左)と紅谷パールロード商店街振興組合の牧野浩幸代表理事

    谷地さん(左)と紅谷パールロード商店街振興組合の牧野浩幸代表理事

 今年の紅谷パールロード商店街の七夕飾りは、一味違う表情で来場客を迎える。

 仕掛け人は、同商店街の多くの飾り製作を毎年引き受けている、(株)谷地工務店の谷地賢代表取締役だ。かつては各商店が手作りしていた飾りも、人手不足などが原因で、40年以上前から同工務店がその多くを請け負っていた。谷地さんは「最近は、絵柄のワンパターン化を課題に感じていた」と吐露する。

14人の個性光る

 伝統の灯を絶やさず、未来へつなぐために谷地さんが動いたのは昨年。「夏と七夕をイメージしたイラストをインターネットで検索したら、良い作品があった」という。ダメ元で2人のイラストレーターに依頼をすると、快諾を得た。昨年、作者らは実際に七夕まつりに足を運び、「来年もオリジナル作品を描きたい」と、その熱意が今年へとつながった。

 今年はさらにその輪が広がり、総勢14人のイラストレーターがボランティアで参加する。七夕のための書き下ろしも含め、作者ごとの個性が光る作品が揃った。商店街に掲げられる15基の飾りのうち7基にこのイラストが添えられる。飾りには作者紹介の二次元コードも用意され、来場客とクリエイターをつなぐ架け橋にもなる。

イラストレーターの聖地に

 イラストレーターに注目した背景には、商店街の未来への想いもある。現在、毎月第4土曜日に骨董市が開催されているが、若い来場客の少なさを危惧していたという。「いずれは各商店の店頭に絵を飾り、ここへ来ないと見られない『イラストレーターの聖地』になれば」と谷地さん。若者世代とのつながりを生み出すシンボルとして、期待を寄せる。

 同商店街の取り組みは、来年以降も継続して行う予定といい、来年は「公募制」も検討している。さらに多くのクリエイターとつながり、好循環を生む仕組みづくりを目指す。

作者がグッズ販売

 七夕期間中の7月4日(土)の正午から夕方にかけ、同商店街の子ども服店「すぷりんぐ」隣の空きスペースで、イラストレーター本人によるグッズ販売も実施予定。

 表現者たちの想いが、平塚の伝統的な七夕飾りを通じて、街と人の未来をつないでいく。

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