神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS

観光案内所が建替え 「大磯の玄関口」新たに

文化

公開:2025年4月18日

  • X
  • LINE
  • hatena
テープカットの様子
テープカットの様子

 大磯駅周辺の再整備に伴い、旧建物の裏に移転し、建て替えられた「大磯町観光案内所」の竣工式が4月8日に行われた。完成を祝う関係者ら約20人が出席し、テープカットのほか、施設内覧会も実施された。

 新しい観光案内所は木造2階建て。明治時代を彷彿とさせるレトロな雰囲気のデザインとなっている。棚やカウンターなどの家具類には、神奈川県産材のヒノキなどが使われているという。

 1階はコミュニティプラザとして、観光案内の窓口が置かれているほか、イベント情報などチラシが配架されている。大磯産の薪を使ったテーブルやイスを置き、長年課題となっていた大磯駅前の人々の滞留スペースの不足をカバーする。2階は多目的スペースとなっており、観光協会の事務局が置かれている。

 屋上には太陽光発電設備を設置。売電はせず、案内所内で利用する電気をソーラー発電でまかなうという。

「明治」の雰囲気でもてなし大磯観光の拠点として

 新しい大磯町観光案内所は、明治期の立憲政治の確立に貢献した人物の邸宅等が集中しているという大磯町の特徴を伝えるため「明治」をコンセプトに建設された。

 明治時代の喫茶店などに見られるアール(アーチ状の曲線)を、窓や外観などに採用。1階の外壁は木材とタイル、2階は左官で仕上げており、明治時代の建築にも使われている材料を用いたという。

 式典に出席した大磯町観光協会の石井晴夫会長は「こんなに素敵な観光案内所ができた。皆さんへの感謝を返すためにも、『大磯観光の玄関口』として、最大限のおもてなしをしていく」と笑顔で意気込んだ。

 敷地面積68・79平方メートル。いわた環境計画株式会社が設計、株式会社建築及川が工事を請け負った。建築事業費は4946万7000円。

 旧案内所は今年夏までに取り壊す見通し。同じく建替えが予定されている旧案内所の隣の大磯駅前交番は2025年度内の取り壊しが予定されているという。

大磯町観光案内所の外観
大磯町観光案内所の外観
神奈川県産材を使った内装
神奈川県産材を使った内装

平塚・大磯・二宮・中井版のトップニュース最新6

小規模特認校に指定

平塚市立土屋小学校

小規模特認校に指定

市内全域から児童受け入れ

5月16日

花で飾るダイバーシティ

嬉々‼クリエイティブ

花で飾るダイバーシティ

障害の有無超え100点展示

5月16日

119番通報を映像で

平塚市

119番通報を映像で

システム導入で的確に

5月9日

ウクライナに道場分室

日本空手協会相州二宮

ウクライナに道場分室

英語で交流「いつか日本に」

5月9日

5月5日は「相模国府祭(こうのまち)」

5月5日は「相模国府祭(こうのまち)」

近隣6社が大磯に参集

5月2日

愛称「ひらつかシーテラス」

湘南海岸公園龍城ケ丘ゾーン

愛称「ひらつかシーテラス」

オープンは10月31日予定

5月2日

あっとほーむデスク

平塚・大磯・二宮・中井版のあっとほーむデスク一覧へ

コラム一覧へ

平塚・大磯・二宮・中井版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2025年5月19日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

X

Facebook