戻る

平塚・大磯・二宮・中井 社会

公開日:2025.12.05

平塚市吉川農園
暑さ対策が功奏か
シクラメン出荷ピーク

  • 出来栄えに太鼓判を押す吉川さん

 冬の贈答品として人気の「シクラメン」の出荷が現在、ピークを迎えている。平塚市万田の吉川農園によると、昨年は猛暑の影響で3週間ほど出荷が遅れたものの、今年は例年通りだという。

 同園では吉川雅幸さん(41)と父の尚良さん(69)の2人で作業にあたる。今年は昨年の教訓を生かし、暑さ対策としてバイオスティミュラント資材を導入。「シクラメンは暑さに弱く『夏越し』がテーマと言われる。この資材は、ストレスとなる暑さを和らげる効果がある」と吉川さん。鉢をスリット鉢に変更したことも大きかった。スリット鉢は、熱がこもりにくく、下に水が溜まらないため、健全な根を育成できるという。吉川さんは「その効果かはわからないけど、今年は順調に育った。例年通りの出来栄え」と笑顔で話す。

 同園では約500坪のガラス温室に、バイカラーが人気のプルマージュをはじめ、シュトラウスやシューベルトなどの定番はもちろん、今年は初めてキャンディーケーンとファルバラローズを栽培。約40品種の赤やピンク、紫、白など、色とりどりのシクラメンを育てている。

 11月20日から始まった出荷は、年末まで続く予定で、東京や川崎、厚木、小田原、静岡などの生花市場に約5000鉢の出荷を見込む。同園では直売、地方発送にも応じているほか、現在は、JA湘南大型農産物直売所「あさつゆ広場」(寺田縄)でも購入することができる。

 問い合わせは吉川農園【電話】0463・31・8064。

ピックアップ

すべて見る

意見広告・議会報告

すべて見る

平塚・大磯・二宮・中井 ローカルニュースの新着記事

平塚・大磯・二宮・中井 ローカルニュースの記事を検索

コラム

コラム一覧

求人特集

  • LINE
  • X
  • Facebook
  • youtube
  • RSS