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公開日:2026.07.03

湘南ひらつか七夕まつりをつなぐ 飾り作りの情熱、地域へ 八幡公民館地区飾り 阪本さん

  • 今年の飾り『スポーツだるま』を製作する阪本さん

    今年の飾り『スポーツだるま』を製作する阪本さん

  • 阪本さんが携わった八幡公民館の飾り。(左から)25年の『ようこそやわたの森へ』、24年の『昇り龍』(八幡公民館提供)

    阪本さんが携わった八幡公民館の飾り。(左から)25年の『ようこそやわたの森へ』、24年の『昇り龍』(八幡公民館提供)

 「湘南ひらつか七夕まつり」に合わせ、市内全域の公民館などでも飾りが見られる。その中の一つ、八幡公民館では、かつて多くの人を魅了した商業施設「梅屋本館」の七夕飾りで、長年製作ボランティアの総指揮を執っていた阪本京子さん(79・平塚市八幡在住)が、培った技術と情熱を地域住民や職員に継承している。

 「捨ててしまうのは惜しい」。阪本さんの挑戦が始まったのは2022年。梅屋の閉館に伴い、保管されていた飾りや素材を救い出したことがきっかけだった。八幡公民館で快く受け入れてもらい、その年は梅屋時代の飾りを活用し「八幡西遊記」を飾った。

 阪本さんが梅屋の七夕飾りで総指揮を執ったのは、11年から梅屋が最後に飾りを製作した19年まで。当時、手作りにこだわった『桃太郎』や『西遊記』など昔話や日本文化をテーマにした飾り付けは、コンクールで何度も『特選』を受賞するほどの名物だった。

手作りにこだわって

 22年の飾りを契機に、23年は公民館の夏のイベント名を冠した「やわサマ〜」、24年は干支に因んだ「昇り龍」、25年は公民館で飼育するカメレオンなど生き物をテーマにした「ようこそやわたの森へ」と、年々飾りを進化させてきた八幡公民館の地区飾り。阪本さんや公民館職員のアイデアをもとに、地域住民や公民館利用者と共同作業で作り上げている。地域の小学校児童の短冊や中学校美術部生徒の描いた作品ともコラボレーションし、地域ぐるみで作り上げてきた。

 阪本さんは「私一人の力ではなく、関わる皆の得意分野が集まってでき上がる。『手作り』にこだわり続けている」という。梅屋時代の飾りをリメイクするなど、柔軟なアイデアで新たな命を吹き込んでいる。

 迎えた今年、八幡公民館の飾りのテーマは『スポーツだるま&風鈴』。相州だるまの工房がある八幡地区にちなんだ『だるま』を、世界や地域で活躍するサッカーや野球選手に仕上げるという。

 七夕飾りコンクールの「地区別の部」に出展しており、昨年までは4年連続2等。阪本さんは「毎年悔しい思いをしているが、それが次の製作の原動力になっている。今年こそは」と闘志を燃やす。

 「いつまでできるか分からないが役に立てる限り作り続けたい」。培った技術と情熱を惜しみなく地域に注ぐ。

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