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公開日:2026.09.18

認知症でも輝ける場所を 伸生会の新たな挑戦「光彩(こうさい)の杜(もり)」

  • 工事が進む施設の前に立つ坂本さん(左)とデイサービス管理者の曽我美由起さん

    工事が進む施設の前に立つ坂本さん(左)とデイサービス管理者の曽我美由起さん

  • 施設内はゆったりとした間取り

    施設内はゆったりとした間取り

 「認知症や要介護になってしまったら、穏やかに日々の生活を送るだけなのか…」そんな先入観を変えようと、社会福祉法人伸生会(平塚市御殿)が東真土で新たな挑戦を始める。施設の名は「光彩の杜」。認知症対応デイサービスとグループホームに、子ども食堂、寺子屋、レストランを併設。これまでにない、地域福祉の拠点を創造する。

 特別養護老人ホームやデイサービスなどを複合的に運営する同会。多くの利用者とふれあうなかで、「認知症の診断を受けている方でも、地域の中でもっと輝ける」との確信があった。

 近年、子どもたちの食を支援する「子ども食堂」や、勉強を指導する「寺子屋」の取り組みが全国的に広がる状況に、高齢者と子どもが同時に笑顔になれる場所の構想を描いた。

笑顔と笑顔がつながる

 新たな施設「光彩の杜」では、利用者とボランティアが、施設スタッフと一緒に子ども食堂やレストランでの調理や配膳などを担う。

 「時には配膳を間違えたって良い。ご利用者さんは、子どもを見るとパッと表情が明るくなって元気が出る。ご利用者さんが笑顔で料理を差し出し、子どもたちも笑顔で受け取る。そんな、おおらかで優しい食堂になったら」と、総括管理を務める坂本賢さんは未来の姿を心に描く。

 実際に、体を動かすことが認知症の進行を遅らせることは、過去のさまざまな研究などで効果が認められている。

 施設は子どもと保護者も出入りでき、「学校帰りの放課後を過ごして、ご家族と一緒にご飯を食べて帰るのも大丈夫。地域に開けた風通しの良い場所にしていく予定です」と坂本さんは話す。

共に創る仲間を募集

 新たな施設の開業は2027年2月。先日、建物の外観は完成したが、敷地の外構や内装はこれから工事が進む。「ハード面は順調に進んでいますが、何よりも力になっていただける仲間が大切」と坂本さん。

 これまでにない新しい施設の理念に共感してくれるスタッフを募集中で、「調理の経験がある主婦の方や、教員や塾の講師をしていた方など、ボランティアでもお力になってもらえたら」と呼びかける。施設利用に関する問い合わせも随時受け付けている。

社会福祉法人伸生会

神奈川県平塚市御殿2-17-42

TEL:0463-73-7700

https://www.shinseikai-roujin-kanagawa.jp/

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